新年度のスタートに当たって

教員住宅の横にネコヤナギの木があり、枝々に、ふわっとした花芽が、いくつも芽吹いていました。春の訪れを感じます。ぴかぴかのランドセルを背負った小学1年生7名、真新しい制服が眩しい中学1年生4名の新入生を迎え、児童生徒38名、そして強い使命感と情熱をもつ17名の職員で,本年度の教育活動がスタートしました。

さて、4月より、新型コロナウイルス感染症の予防対策としてのマスクの着用が個人の判断に任されるようになりました。始業式では、マスクを着用している子も、していない子も、それぞれでした。

「マスク着用の個人での判断」については、それに伴って、様々な理由から、マスクを着用できない人、あるいはマスクを着用する必要がある人がいることに対して、十分に留意した適切な対応が求められます。

子どもたちに、「マスク着用」についての話から、偏見や差別がいけないことであること、そして、自分と違う立場や意見の人の考えを大切にするようにと、話しました。本校の学校教育目標「自立から自律へ ①自ら学ぶ子 ②豊かにかかわる子 ③体をきたえる子」では、「豊かにかかわる子」で目指すところの、「自他、多様な価値観認め合い、共生できること」につながります。

 本校では、子どもたちが、予測困難な未来社会を生きていくために、一人一人の人権・人格が尊重される学校であることを前提として、学校教育目標のもと、「学校がチームとなって取り組む創意と活力のある教育活動」「知徳体のバランスのとれた生きる力の育成」「家庭・地域との連携と開かれた学校経営の推進」を重視して、更なる小中一貫の学校づくりを推進していきます。

 そして、教職員の叡智を結集するとともに、ご家庭や地域の方々と手を携える学校づくりを通して、子どもたちの成長の喜びを共有したいと考えております。

皆様の温かいご理解とご協力を,よろしくお願いいたします。校長 中村 繁仁