1学期をがんばった子どもたちに有意義な夏休みを

1学期をがんばった子どもたちに有意義な夏休みを

稚内市立天北小中学校 
校長 中 村 繁 仁

 小学校7名、中学校4名の新入生を迎えて始まった1学期が、本日で終了となりました。振り返りますと、子どもたちの頑張りや成長の姿をたくさん見ることができた1学期でした。
 運動会は、肌寒い日でしたが、会場の皆さんの温かな声援と子どもたちの全力の頑張りで盛り上がりました。競技、係活動、応援など、様々な場面で子どもたち一人一人の個性が輝いた運動会になりました。校内マラソン大会や管内中体連バドミントン大会、北海道中学校水泳大会など、日頃からの練習の成果を発揮する姿も素晴らしいです。

 日常の学習では、4月に入学した7人の小学1年生が両足の裏をピタッと床に付けたよい姿勢で勉強をがんばっています。小学校の上級生は、友達と意見を比べ合ったり教え合ったりしながら考えを深める学習の仕方が上手になってきました。中学生は自分で学習プランを立てて実践し、振り返って自身を見つめるなど主体的な学習の仕方に取り組んでいます。子どもたちの積み重ねの実践の成果は、点数など目に見える形では一朝一夕に現れるものではありませんが、継続することで必ず学力の向上につながるものと考えております。

 さて、お子さんが家庭を中心に生活する夏休みは、改めて我が子とじっくり向き合い、温もりの中で家族の絆を深め、健やかな心を育む絶好の機会です。お子さんが有意義な夏休みを送れるよう、次のことについてご配慮をお願いします。

〇家族で一緒に楽しむ時間を共有する機会を日頃より多く設けて、お子さんと心の絆を深めましょう。
〇学習課題や自由研究などに取り組む努力の過程に目を向けて、お子さんのがんばる心を応援しましょう。
〇家庭の仕事をお子さんにも分担して、家族の一員としての自覚や家族のために役立つ喜びを高めましょう。

 また、夏休みは、子どもたちが地域で活動する機会が増え、行動範囲も広がる時期です。地域の皆様には、子どもたちが事故なく夏休みを過ごせるよう温かく見守ってくださいますようお願いいたします。子どもたちがそれぞれ有意義な夏休みを過ごし、2学期始業式に明るい笑顔で再会することを楽しみにしています。